ポップネス・クレイジネスの共依存
昨日の記事とは打って変わって、気を取り直して行きましょう!
ペプシ・コーラ
もちろん知ってますよね笑
僕は個人的にはコカ・コーラよりも好きです。
香料の違いでしょうか、甘さの感じも微妙に好みが分かれるところだと思います。
そんなペプシ・コーラの貴重なラジオCMを見つけてしまったのでご紹介。
よく残っていたなぁというのが正直な感想ですが、この陽気な音楽、たまりませんね。
元々のルーツとしては消化不良の薬としての物だったみたいですが、今では世界的なベストセラー。
ちなみに60年代のものも見つけました。
60s Pepsi COME ALIVE! II RETRO CLASSIC TV COMMERCIAL 1960s
1960年代というと、カルチャー的には50'sを引きずる時代感覚ですね。
第二次世界大戦後の平和を享受していた時代(“アイゼンハワーの昼寝”)の次代への希望とアメリカの浮き足立った軽快な雰囲気が伝わってくるようです。
30〜5・60年代のアメリカのポップミュージック(この時代にポップとかアンダーグラウンドとかいう尺度が適切かは置いておいて)って、得も言われぬ闇があると思うんですよね。
それは軽快な金管なのか、聞こえるか聞こえないかのドラムなのか、はたまた飛び跳ねるシャッフルビートなのか、コーラスなのか。
どこに起因するかは全然わかりませんが、ポップさの中に息づく狂気が感じられるんですよね。
上っ面だけのポップミュージックとは違うというか、会いたくてすぐ震えたりしないというか。
初期ディズニーみたいな、狂気のエッセンスが絶妙なスパイスとなって振りかかってる感じ。
いやー好きですねー。
そうそう、ペプシとコカコーラ。
どちらも非常に有名ですが、ちょっと面白いのがこの画像。
引用元:ペプシとコカコーラのロゴの移り変わりを比較した図 - GIGAZINE
これ、結構凄いことですよね。
Coca Colaの完成されたロゴは、今でも色々なところでオマージュをされたりと、色褪せない風格を漂わせてます。
起案者は天才ですよ本当に。
Pepsi Colaは試行錯誤の歴史が見て取れます。
頑張ってきたんでしょう、いやもう応援したくすらなります。
ちなみに僕は1950年と1973年のが好きですね。
奇しくも好きな年代のロゴを選んでしまうあたりが、ちょっと安心しました。
あ、そうそう、狂気のエッセンスが振りかかってる音楽といえば、良い機会なのでご紹介したいのがこちらです。
Lucia Pamera
「ソングス・イン・ザ・キー・オブ・ゼット」にて紹介された事で極地的に知名度を上げた(?)、1926年度、ミス・セントルイスに輝いた美おばさん、ルチア・パメラにより録音された歴史的なアルバムが本作。オリジナル盤はハリウッドのマイナー・レーベル、ガルフストリーム・レコーズからのリリースで約500枚プレスされたものの発見されたのは2、3枚。全パート二分の一拍足りない一人多重録音で銀河系スキャット!!正しく狂ってます。
引用元;http://diskunion.net/latin/ct/detail/RS110928-AA-11
まずは一聴あれ
Lucia Pamela - Walking on the moon
Lucia Pamela - Flip, Flop and Fly
どうでしょう、上記のディスクユニオンのレビューの通り、“正しく狂って”ますよね。
浮遊感とどこか閉塞感のあるオケ、だみ声やスキャットなどを織り交ぜた独特の節。
空気感までもが伝わって来るような、この音源に込められた狂気、まさにクレイジーポップ。
それもそのはず、この音源、ルチア・パメラ本人曰く、
月面でレコーディングしたのだそうですから
信じるか信じないかは、あなた次第。
たまにはこんな終わり方も一興ということで。
ではまた。
ezk