極限状態で難なく使える「Fisher"スペースペン"」
まとまった時間が取れたので、連投していきます。
まぁ普通に考えて、
今回ご紹介するのは、実はいただき物なのですが、こちらです。
珍しくアパレル系ではなく、ボールペンです。
アメリカはFisher社のスペースペン"Astronaut AG-7"
- 出版社/メーカー: FISHER
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す、すぺーすぺん、
なんのことやら
実は名前の通り、宇宙で使えるボールペンなんです。
Fisher社がNASAより 「宇宙でも書けるペンを」という依頼を受け1968年に開発されたフィッシャー社のスペースボールペン。-34℃~+121℃の温度差にも耐え、水中、上向き、さらに無重力状態においてもその書き味は変わらない。
Amazon商品ページより引用
そもそもボールペンって宇宙で書けないの?
という声が出てきそうですが、基本的に普通のペンは無重力下では書けません。
重力がないと、インクが下がってこないんですね。上向きで書いているとそのうち掠れてくるのはそういうことですね。
専用のペン芯の後方には窒素ガスが込められており、特殊なインクを用いることで、常にペン芯内の圧力を一定に保ち、上向きでも水中でも書けてしまうという代物です。
パッケージの表面はこんな感じ
ロマンが詰まってますね。
かの有名な人類初の有人月面着陸"アポロ11号"のアームストロング船長もこのモデルを使用していたようです。
まぁこんだけの高機能のボールペンですが、僕も普段愛用していて本当に書きやすく満足してます。
ペンの書きやすさにおいて重要な後方の重さの配分も絶妙で書いていて疲れません。
残念ながら幸いにも、まだ極限状態で書かなければいけない状況には陥っておりませんが。
今日はこんな小噺をお別れのご挨拶に。
アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、
無重力状態ではボールペンで文字を書くことができないのを発見した。
これではボールペンを持って行っても役に立たない!
NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、
どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!
一方、ソ連は鉛筆を使った。引用元:Junkyard Review
実際にここまでの機能を携えたものを日常で使うというのは、過剰かもしれませんが、それでも尚、先人が人類の歴史的偉業を支えるために注ぎ込んだ努力と研究の賜物に敬意を払うという生活は、いつも人生を豊かにしてくれます。
ちなみに、冒頭でペンの後ろに写り込んでいる、
"ヴィンテージの教科書"という別冊Lightningの特別編集号なのですが、なんと今品薄状態で高騰しているようです。
内容は非常に濃く読んでいて飽きないので、もし古着好きな方で、どこかで見つけられましたら、持っておくことをオススメします。
別冊ライトニング Vol.121 ヴィンテージの教科書 (エイムック 2407 別冊Lightning vol. 121)
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2012/06/25
- メディア: ペーパーバック
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ではまた。
ezk