70年分の時を刻んできた現役タイムピース「OMEGA"COSMIC"」
惚れ惚れします。
OMEGA
"COSMIC(1947)"
スイスが誇る時計の巨人たちの一翼、OMEGA(オメガ)。
そのOMEGAの創立100周年を記念して作られたのがこの"COSMIC"でした。
せ、1947年に100周年てことは、1847年創立。。。
日本でも緑のビンでおなじみ、あのカールスバーグと同い年なんですね!
正確に書くと1848年にルイ・ブラン氏によってスイスにて創設されました。
ちなんでおくと、あのカールスバーグ↓
- 出版社/メーカー: サントリービア&スピリッツ 株式会社
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”宗教改革に伴う争乱からいち早くプロテスタントが定着したスイスへと逃れた人々が、神に与えられた天職として、自らの仕事に励んだ結果、職人的な技術を必要とする工芸品が、産業として花開く”引用元:時計Begin 2014SPRING号(世界文化社)
そういった意味で、ジュネーブを起点として、スイスは一大時計産業国家となりました。
そんなOMEGAといえば、語る上で絶対に外せないモデルがこちら!!
正確にはもっと昔のモデルになりますが、NASAの人類史に残る偉業”有人月面着陸”をサポートした公式腕時計としてもその信頼度は抜群。
OMEGAの凄さを語る上では、コーアクシャルとか、ムーブメントの良さとか、色々とポイントはありますが、あまり分かりづらい言葉を読みやすく解説しながら書くととっても長くなってしまいますので、また別の機会に。
ここではごく簡単に、
ちょっと調べてみようかなと思ってもらえただけで僕は書いた甲斐があったなというものです。
ここに来て冒頭のコスミックに戻ります。
買った当時は、実はIWCの60年代の3針の金無垢と迷っていた僕が、それに比べて倍近くするこちらの時計に決めた理由がここに。
なんかこういう見出し流行ってるからやってみたかっただけです。
はい、話を戻しましてー。
- 手巻きで約40時間の稼働
- トリプルカレンダー(月・日付・曜日)の装備による実用性の高さ(青い針と文字盤の青い目盛りが日付を示しています)
- トリプルカレンダーの月・曜日表記が英語表記であることの視認性(フランス語の物なども多く、英語表記は貴重です)
- ムーンフェイズ(月齢表示)の装備(いやぶっちゃけ要らないんですよ、でもね、なんかロマンと趣があるでしょ。)
そしてなにより、発売当時から部品の交換やオーバーホール以外のメンテナンスをしていないにも関わらず、この輝き。
もう脱帽モノです。
70年選手でありながら、1週間で1分くらいの誤差なのもまた驚き!!
本当の本当の名作というものは、時代も国も世代も選ばずに愛されるにふさわしい機能と造形を携えているものです。
機能美だけでも、造形美だけでも足りないんですね。
良い買い物でした。
ちなみに買ったお店は渋谷の神南地区にある”ITEM”というお店。
たぶん20年以上になる老舗の名店です。
店員さんも凄く優しくて話しやすく、欲しい時計について親身に相談に乗ってくださいます。
10万円前後の比較的お手頃なヴィンテージも幅広く取り揃えていらっしゃいますので、ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたらぜひ足を運んでみてください!!
ではまた。