精鋭たちの七つ道具入れ「"USMCアサルトパック"」
お久しぶりの更新になってしまいました。
この3ヶ月間、転勤に伴い池袋から名古屋への引越しとなんやかんやですっかり更新してませんでした。
すみません。
ちょいちょい落ち着いてまいりましたので、また続けてまいります。
今回ご紹介するのは、USMCのバックパックでございます!
USMC
United States Marine Corps(アメリカ海兵隊)
何か作戦に取り組んだり敵地に乗り込む際に先陣を切って乗り込むいわば精鋭部隊。
上陸作戦などで活躍する部隊ですが、海兵隊と名前が付くのはただの名残で、航空機がなかった頃は海からの敵地侵入が当然だったため、このような名前となっているようです。なので陸戦も空戦も海戦も行います。
ちなみによく混同してしまいがちなのが、
USN
United States Navy(アメリカ海軍)
こっちの方がたぶん耳当たり滑らかですね。なんとなく耳にしたことがある方も多いかと思います。
ご想像通りのいわゆる普通の海軍です。
僕もつい最近まで混同してました。
今回ご紹介するのは、この前者にあたる精鋭部隊"USMC"の作戦行動を支えたアサルトパックです。
企画と供給はアメリカ軍の信頼もその供給量も国内最大手のひとつ、PROPPER社です。
正に信頼と実績のミルスペックメーカー。
ミルスペック(MIL規格)・・・仕様や作りの頑丈さが求められる軍事行動において、一般的にはアメリカ軍の求める一定の基準を満たした軍用品の耐久性などの規格の総称
そしてこのアサルトパック、どこに特筆する点があるかというとこちら!!!
なんとまぁ、"DESIGN BY ARC'TERYX"の文字が。
arc'teryxといえば、カナダのアウトドアブランドの最大手のひとつ、岩壁にへばりついて暮らしていたとされる始祖鳥の刺繍がトレードマーク。
始祖鳥というのは、arc'teryxが捉える理想のクライマー像であり、その学名がブランド名の由来だったりします。
こちらも信頼と実績のブランドによるデザインですね。
有名なモデルといえば、今や街中で見ない日はないと言っても過言ではない、アロー22。
[アークテリクス] ARC'TERYX Arro 22 BLACK 6029 【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: ARC'TERYX(アークテリクス)
- メディア: ウェア&シューズ
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そして、ミリタリー系のバッグで1番気になるであろうこの謎の横縞。
MOLLEシステム
MOdular Lightweight Load-carrying Equipment
めんどくさいので直訳はしませんが、軽量機材や備品をリュック単体ではなく、様々な収納部品を拡張的に付けていくことで、両手を空け作戦行動に不備がないように持ち歩くために考えられた装備構造の規格のことです。
このMOLLE対応のバッグや収納部品であれば、どのメーカーの物でも基本的には拡張が可能です。
よくミリタリー系のバッグにつけられてる謎のナイロンテープにはこんな用途があったんですね。
身近なところで言うと、最近流行りのBRIEFING製品にもよく見受けられるディテール。
[ブリーフィング] BRIEFING(ブリーフィング) DAY TRIPPER BRF032219 074 (MIDNIGHT)
- 出版社/メーカー: Sellts INC.
- メディア: ウェア&シューズ
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BRIEFINGについてもそのうち書きます。
ショルダーストラップにも似たような構造がありまして、
こんな風にキーホルダーを装着したりすると街使いにとっても便利です。
ちなみにこちらのキーホルダーは、アメリカはAKER社のレザースナップキーホルダー。
その作りの良さ(アメリカ本国でのハンドメイド)から一般市場での人気も高いですね。
何と言っても特筆すべきはリーズナブルな価格帯、上の写真の物でアンダー¥3,000というから驚きですね。
ミリタリー物と聞くと、どうしても一歩引いて見てしまったり、なんかちょっとオタクっぽいというイメージを持たれてしまいがちですが、しっかりと作られている目的や背景を知ると、実によく考えられていて日常生活にもとても便利に取り入れることが出来ます。
造形全てに意味がある。
そんなミリタリー物は見ていても、使っていても、飽きません。
ではまた。