アメリカらしいシンプルなワークウェア「Snap'n Wear"中綿ベスト"」
今回はちょっとばかし変わり種を。
Snap'n Wear
スナップンウェア
1943年以来、50年以上の間アメリカのワークウェアを作り続けてきた老舗。
Made in U.S.A.ながらもお手頃な値段でしっかりとした作り、まさにワークウェアとしての良いところが詰まってます。
割とアバウトな縫製なんかも、なんかアメリカっぽくて好きですよ。
パッとトップ画をご覧になった方は、
"あれ、これってあのブランドじゃないの?"
とお思いになることもあるかもしれません。
そう、TENDERLOIN。
テンダーロインに関する以前の記事はこちらから。
このロゴ、ご覧になったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
"ORIGINAL"のフォントがなんとまぁよく似ております。
それもそのはず、このロゴは元々はアメリカでは広く知れ渡った一般的なビール"Pabst Blue Ribbon"のロゴとして作られたものです。
Pabst Blue Ribbon
1844年創立。アメリカ最大のビール会社であったこともある歴史あるメーカー。
日本でいうところのキリンやアサヒのような大衆向けのビールメーカーとして非常に有名です。
激安ビールですが、こちらは伝統があるためか少し人気があります。30本で12.45ドル(約52円/本)。もともとはPabst社の製品でしたが、いまはミラー(労組)が作って、Pabst社が卸しています。このビールが有名になったのは、ブルー・ベルベット(Blue Velvet)という映画でデニス・ホッパー(Dennis Hopper)が演じる役柄が、"HEINEKEN!? FUCK THAT SHIT! PABST BLUE RIBBON!"と叫ぶ台詞が一役買っています。
映画でもよく使われるアメリカンカルチャーを代表する商品として知られているみたいですね。
詳しいことはわからないのであまり無責任なことは書けませんが、アメカジを主軸とするTENDERLOINも、オマージュ的な意味合いとリスペクトを込めて採用しているのではないでしょうか。
さて、例のごとく話が脱線しましたが、スナップンウェアに戻ります。
US
独自の審美眼で仕入れられるワークウェアや別注品などは本当にかっこよく飽きが来ません。
原宿に行くときは必ず寄るようにしてます。
こちらのUSが、パブストのワッペンが大量に手に入ったということでシンプルなスナップンウェアのベストにカスタムして出来たのがこのベストでした。
テンダーロインにも似たような商品がありますが、やはりアメリカ好きからすると間違いない組み合わせです。
結構身幅があるのでだいぶ武骨な印象にはなりますが、保温性もそれなりにあって、デザインの潔さも相まって僕はよく愛用してます。
イケてるブランドだから、とか、人気だから、とか表面的な理由だけで物を選ぶのではなく、しっかりと背景やバックグラウンドとなるカルチャーを紐解いてみると、意外と面白い発見があったりします。
気になったら調べてみると思いもよらない発見があったりして楽しいものです。
ではまた。
EZK